1年半ぶりの父娘の京都

死生学

昨年に続き、
また父からのリクエストで、1年半ぶりの父娘京都旅に行ってきました。

今年は親鸞聖人の師である法然上人の特別展
https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/special/honen_2024/


法然上人が開かれた浄土宗の開宗850年ということで、総本山知恩院
https://www.chion-in.or.jp/kaishu850/

この2箇所を訪ねる旅でした。


若い頃はひょいひょいと、京都を縦横無尽に観光していた父も、
88歳を目前にした今回は、タクシー移動を中心にした旅程となりました。

それでも生き生きと、
親しんだ京都を車窓から楽しみ、
目的の展示や参拝に、大好物のお蕎麦を楽しんでいました。

大好きな天ざる蕎麦、お蕎麦はもちろんおかわりしました。


知恩院の階段も、休み休みですが登り切りました。
 
 


私も、知恩院に来たのはいつぶりだろう。


「法然上人と極楽浄土」展は、「浄土教」や「極楽浄土」にもかなりスポットがあたっていました。

■立体化された涅槃像と生物たち
写真の、立体化された『涅槃像図』は撮影OKでした。
『涅槃経』で、釈迦入滅の時に集まった生き物が52種類から、立体化された生物たち。
二次元の『涅槃図』は清水寺にもあります。


出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

■『二河白道』(にがびゃくどう)
今回の展示で、一番楽しみにしていたのが、この絵画です。
僧侶・善導(ぜんどう)の著 『観無量寿経疏』に説かれている「二河白道」を絵画にしたもので、
描かれる二つの河は、火の川=怒り、水の川=貪りやこだわり で、
その間にある白い道は、阿弥陀如来が導く極楽浄土へ通じる道です。
煩悩に苦しみながらも、阿弥陀仏を念じ、浄土への往生を願うことで救われるという、浄土教の信心を説いたものです。

人間、生きていれば、苦悩は尽きないですから、
せめて、命が尽きたときには、苦悩の原因となる煩悩から解放されたいと願うのでしょうね。
苦悩こそ、生きている証ともとれます。
生きることは、様々な煩悩に悩まされますが、それでも生きているうちに、救いはそこここにあると気付くことが大切なのかなと思います。

古典的な宗教や哲学をたどると、
当時の人々が、どのように「病」や「死」、「苦」というものを
ポジティブに捉えようとしたのか、その工夫が見てとれます。
たくさんの人々が思い悩んで工夫した歴史から、学べることは無限です。

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