仕送りごはんの肝となる「腎臓病食」についてまとめていきます。
今回は、主食となるお米の問題についてまとめてます。
■腎臓病食のポイント
1.たんぱく質の制限
2.塩分の制限
3.カリウム・リンの制限
4.しっかりカロリーを摂る
5.制限されていないビタミンミネラルを摂る
の5点です。
これがなかなか難しいのです。
私も5歳から12歳まで急性腎炎で、食事制限や運動制限を経験しました。
とにかく味がなく、おかずも限られていて、とにかく食事が辛かったです。
■主食の罠
パンはもちろんですが、実はお米もタンパク質が多い食品です。
炊いた1食分のご飯150g中に含まれているタンパク質は3.8g、1日3食だと11.4gのタンパク質摂取となります。

1日に必要なタンパク質の量
男性15~64歳 65g/日、65歳以上 60g/日
女性15~17歳 55g/日、18才以上 50g/日
日本人の食事摂取基準(2020年版)より
慢性腎臓病(CKD)の場合は、ステージと体重によって1日のタンパク質量を算出します。
父の現在の状態では、1日40g程度に抑えなければなりません。
タンパク質をゼロに調整してるお米を使うことで、1日11g程度の制限ができますので、減らした分のおかずやおやつを食べられることになります。

炊飯してから冷凍可能、レンジでの加熱もOKなので、
三嶋商事株式会社様の タンパク質調整米を使っています。
https://www.mishima-s.com/product/
■ご飯食のメリット、デメリット
ご飯に含まれるタンパク質は、肉や魚を毎日食べられなかった時代の助けとなっていました。ただし、量はそこまで多くないので、昔の人はごはんを4-6杯に、卵や大豆食品を加えていました。ご飯に不足するリシンを、大豆食品や卵で補える理想の形です。

写真:通常の糖質・脂質・タンパク質のバランスがよい食事
腎臓病ではNGな食事です。いろいろ避けて、工夫しなければいけません。
昭和になるまでは、交通機関がないため徒歩ですごい距離を移動して、肉体労働が多かったので、小柄な筋肉質の方が多かったことが江戸末期や明治大正の写真からもよく分かります。
いまは全体的に運動量が減り、頭脳労働が多いため消費カロリーは激減しています。そこに、パン、麺、おにぎりやごはんで満腹を得ていると、高血糖や内臓脂肪型肥満になりやすいので要注意です。
■まとめ
昔に比べて、筋力や消費カロリーが減った現代社会では、糖質の取りすぎが問題になりますが、やはりお米はビタミン、ミネラルのバランスもよく、リシン以外のアミノ酸が揃えられ、効率のよりエネルギー摂取のできる優秀な食品だなと思います。しかし腎臓病の場合は、ご飯やパンなど主食に含まれるタンパク質が問題になります。1日のタンパク質に制限があるため、主食でタンパク質を取ってしまうと、おかずやおやつの量が減ってしまい、食べる楽しみや満足感を減らすことになります。そこで、タンパク質調整米を用いることが推奨されています。
石橋志保


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