シャント再建と左心室不全:父の人工透析

父の慢性腎不全・人工透析

自己血管内シャントが不良により、再建することになった父ですが、その前の冠状動脈へのシャント留置に伴って使用していた抗血小板薬の影響があったため、入院して再建手術までの準備をしていました。
詳しくはこちら:シャントの再手術:父の人工透析

■やっと再建手術を行うことに
使用していた抗血小板薬の影響が充分に減ってきたため、シャント再建の手術日程などが決まりました。
ちょうど前日に母の病院のため帰省予定だったので、担当医師の説明を聞きに行ってきました。

■人工血管で動脈と静脈をつなぐことのデメリット
今回は、人工血管によって、動脈と静脈をつなぐ方法にてシャントを再建します。

通常は、動脈と静脈は毛細血管でつながっています。毛細血管は壁が薄く、細胞や組織との間でガス交換や物質交換をします。その際に血流が弱まるのですが、人工血管でつなぐと、動脈から流れた血液が勢いよく静脈へ入るため、「血液の循環は良くなる」ので、心臓への負担が減る場合があります。が、戻ってくる血液の量が、通常より多くなり、心臓に負担がかかる場合もあります。

父も心筋梗塞の履歴があり、さらに88歳と高齢ですから、静脈還流が増えると心不全を起こすかもしれません。その経過を観察するために、2-3週間の入院になりそうです。シャントもすぐに使えませんから、その間はそけい部のカテーテルからの透析となるため、いずれにしても入院となります。

また、人工血管のデメリットとして、針刺し跡の修復ができない(生体なら修復作用がある)ので、3年くらいでまた再建する必要があります。感染症、心不全のリスクについては、自己血管でもあります。

■もし今回のシャントもダメな場合
万が一、心不全を起こした場合や、今回のシャントもダメな場合は、内頸静脈から心臓までカテーテルを入れるバスキュラーアクセスの永久シャントになりそうです。この場合、胸部をお湯に浸けられず、半身浴のみとなるので、QOLが下がりそうです。

■父本人が元気なことと、母も元気なことが何より
精神的に落ち込んだり、イライラしたり、眠れなかったりすることもなく、「まあ仕方ない。それぞれがんばろう」という気持ちで、目の前の楽しいことを楽しむことを第1に考えてくれているようです。

父は、看護師の方たちとのちょっとした会話や心遣いへの感謝とか、母への電話などで、母はデイサービスの職員の方たちや利用者同士の会話や編み物や食事、庭の植物の世話も楽しんでくれています。

若いときとは違うのだけど、今の年齢と今ある能力を最大限に活かして、楽しいこと優先で日々を過ごしてくれていたら、私もホッとするし、(もともと自立した生活を送っているので)お世話も減ります。メンタルケアが一番大変!なので、「楽しい」が最高で、「まあまあ」でもこちらは満足なのです。

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