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【講師ブログ:濱田先生】フランスのアロマテラピー実情と師との出会い

前回のお話し
日本でアロマテラピーを学び、
いま思えばマニュアル的な精油の活用ではあったものの、
香りの奥深い世界に感動して活動を始めた直後に、フランスに住むことになった濱田先生。
アロマテラピーの本場に期待に胸を躍らせていたのが、実際は…


アロマテラピーの本場!と聞いていたフランスに住むことになり、
どんなアロマに出会えるのかと楽しみであった期待は大きく覆されました。

精油を専門で売るようなショップなんてどこにもないし、
アロマセラピスト資格を取れるようなスクールもない。
ましてアロマトリートメントを受けれるようなサロンなんてあるわけない?!
アロマテラピーという言葉さえ、一般にはなんだか定着していないような。。。

その当時、精油はパラファーマシーという薬局や
パリに数件残っているエルボリストリー(薬草店)で購入することが可能でした。
あとは、自然療法のサロン(見本市)に行ったり、
南仏を拠点とするラボの専門店で購入したり。
一般には、精油よりもホメオパシー錠剤が幅を利かせており、
精油やハーブは昔からあるものの、
フランス人の生活の中ではアロマテラピーというものは
意外にも馴染みの少ないものなのだなあと感じました。
(その後大きくこの状況は変わり発展していくのですが)

とはいえ、近代アロマテラピーを生んだのはやはりフランスなのですから、
品質のいい精油や広大なラベンダー畑、その他の芳香植物たちに出会えることは楽しく、
記事などでフランスのアロマ事情を紹介する機会も度々ありました。

こちらで活躍する自然療法士(ナチュロパット)と出会い、
フランスナチュロパシーの基礎概念でもある《体質医学》という考え方を学び、
含有される療法テクニックの一つであるフィトテラピー(植物療法)の中にアロマテラピーが含まれている
という捉え方であることを知りました。
だから、アロマテラピーだけが突出して、
健康や美容のためにクローズアップされるのではなく、
よりその人に合った治療方法を探り使いながら
自然治癒力を取り戻し高めましょう、という考えが根本にあるのだなあ、と理解できました。

その後10数年来の付き合いになる自然療法士ドミニク・ドラポルト女史と共に、
フランスのナチュロパシーの概念を日本に紹介したり、
彼女が開発した精油を使用したメソッドをサポートしたりという活動をしてきました。
(彼女のことはまた詳しくご紹介しますね)
そして、彼女からアロマテラピー界の重鎮ピエール・フランコムを紹介されることになりました。

つづく


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