講座レポート

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【レポート】自律神経系の学びから 起立性調節障害・起立性低血圧症を考える

昨日は、「フィトテラピーのための 病態生理学と健康学講座」でした!

テーマは自律神経系で、資格認定校だと二重支配と拮抗作用をなぞるくらいなので、
セラピーやアドバイスで、精油やハーブを選ぶ前に、
お客様の症状や不調の原因を理解するために必要な知識をブラッシュアップしました。


4時間かけてのお講座なので、丁寧に(´▽`)

・神経線維の特徴
・二重支配、拮抗作用と、その例外部位
・どのようなメカニズムで交感神経と副交感神経が切り替わるのか
・視床下部だけではない、延髄、辺縁系、体性神経との関わり 副腎髄質との関わり
・神経伝達物質と受容体の関係から
症状をどのように捉えるか
ハーブ、アロマを選ぶために必要な考え方

など自律神経系の基本を学びつつ、

自律神経系の
・循環器(心筋、冠状動脈、血管系)へのメカニズム
・血圧調整のメカニズム
・消化器(胃液、胃平滑筋の血管系)への自律神経系のメカニズム
・発汗調整のメカニズム
・体温調整のメカニズム

など、具体例として学びました。


その中で、
高齢者の起立性低血圧症と、起立性調節障害の方について、
すこしだけ触れさせていただきました。

起立性低血圧症
https://medical.jiji.com/topics/1867

起立性調節障害
https://medical.jiji.com/topics/1090

受講していた事務局スタッフ(起立性調節障害に関わる活動をしています)から、
起立性調節障害にサブタイプがあることを聞きました。

・起立直後性低血圧
・体位性頻脈症候群
・血管迷走性失神
・遷延性起立性低血圧症
・起立性脳循環不全型
・高反応型

それぞれのタイプで、身体の中で起きていることが全然違う!
ノルアドレナリン分泌が低下しているタイプ、交感神経の興奮が過剰なタイプ、収縮期血圧も拡張期血圧も下がるタイプ、
頻脈になるタイプ、徐脈になるタイプ、静脈に収縮不全があるタイプ、血圧が急上昇するタイプなど、
「起立性調節障害」とまとめてしまうのは危険なくらい違います。

これを知ると、
単純に副交感神経・交感神経の二極で考えるのは、ますます良くないなぁと思います。
リラックス=良いこと、副交感神経という思い込みも。

もしセラピストさんが、起立性調節障害や高齢者の起立性低血圧症に対してケアやアドバイスをするならば…
まずは、それぞれの症状のメカニズムを理解して、
精油やハーブが、神経伝達物質や受容体どのように働くかを知ることで、
よいチョイスができるように思います。


ちなみに、ホリスティックなケア・アドバイスでは、
環境づくりについてもアドバイスしています。

どちらの症状も、ただただ休養するのではなく、
多少の緊張がある刺激的な生活ではあるけども、
ゆったりとした切り換えのためのスケジュールや日常動作が重要と思います。

また、日常生活の機能低下や社会的なストレスも抱えやすいため、心理療法や行動療法、
運動が有効ですが、いきなりできないので、自律神経系と運動機能の回復を優先するために、リハビリが必要だったり。

起立性調節障害の場合は、
若年層の方が多いため、学校やお仕事などについて、
ソーシャルサポートが必要だと思います。

まさに心身医学的な全人医療的なアプローチが必須の症状だと思います。

アロマテラピーやメディカルハーブも、
それだけでは行き届かないところがありますが、
周辺領域の方と連携したり、患者様ご本人やご家族様を様々な面でケア・サポートできると思います。

私にできることは限られますが、
アロマテラピーやメディカルハーブは、
自律神経系は大得意の分野のはずなので、
いろいろな研究を拾って、セラピスト様方の参考になるようなお講座にしていきたいと思います!

難解なお講座を熱心に受講してくださってありがとうございます!
今後もどうぞよろしくお願いいたします(´▽`)

◆フィトテラピーのための病態生理学と健康学
 次回:2月12日、18日 免疫系 メカニズムとトラブルケア
 録画受講:1回目酸化糖化炎症、2回目炎症とその回復、3回目自律神経系
http://caracaro.com/school/page-8595/

 

 

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