先日、乳房文化会の
『乳房の科学』出版記念研究会~女性のからだとこころの問題に向きあう~
に行って参りました。
乳房文化会とは
医学的にみても、すべての領域が関わりをもっているといっても過言ではない乳房を中心に、医学的生物学的アプローチにとどまらず、女性の「からだ」と「こころ」をとりまく社会や文化の問題など、社会科学領域、人文科学領域まで、広く学際的に科学することを目的に、「乳房文化研究会」は設立されました。
思春期、妊娠・出産期、閉経期などの女性のターニングポイントに大きな変化をみせる乳房をはじめ、女性の「からだ」と「こころ」をとりまく興味ある研究テーマを、多角的にとりあげています。医学、生物学、文化人類学、心理学、被服造形学、芸術など、さまざまな分野で活躍する専門家が集まり、専門分野からの提案や境界領域の問題についての情報交換をおこない、さらに各方面からの話題提供を受けながら、より広くより深く活発な議論を展開しています。
乳房文化会 Webサイトより抜粋
この会でお勉強するようになるまで、
自分にくっついている「乳房」にさして興味も関心もなく、
気になるのはおっぱいのサイズとボディライン、
そして乳がんのことくらいでした。
もちろん、そのどれも大切なのですが、
乳房に関わるのは女性だけではなく、
赤ちゃんや男性、そしてほ乳類としての人間のあり様まで、
医学や生物学から文化・心理・芸術まで
様々な分野にまたがるテーマを見つけることができるのです。
思春期からそれ以降、そして妊娠出産、閉経、
女性は乳房が発達することだけでなく、
男性に比べて多様な変化を経験すると思います。
その変化を無視して、女性のこころやからだの健康を考えることは出来ませんね。
乳房文化会に参加するようになって、
乳房がこんなにも奥深いものだったと教えて頂いきました。
そして分野をまたいで、様々な切り口の研究に出会うことができ、
パネルディスカッションや質疑応答の時間も、
凡人の私には思いも付かないようなひらめきの応酬を体験できる貴重な時間です。
ご登壇される先生方はもちろん、運営に携わる先生方スタッフ様、
垣根なくこのような機会を作って下さり、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
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今回はポールダンスのパフォーマンスもありました!
何にでも興味を持ち、いろいろな分野がつながっていくのが乳房文化会のおもしろいところです♪
夕方からの出版記念パーティ@都ホテル
ちょっとしたサイン会も…(^_^)
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私自身は、四十の手習いでやっと院生ですが、
まがいなりにも研究の道へ入れていただいたことに感謝をし、
社会の役に立つような研究にとり組みたい
とり組めるようになりたいと改めて強く思いました。
同じく、植物療法の分野でも
視野を広く持って感じ考えられる人でいたいと思います。
ご興味のある方はぜひご覧下さい
乳房の科学 朝倉書店
乳房の文化論 淡交社
乳房文化会 Webサイト